NZ、3連覇へ加速「バレット3兄弟」沸かせた63-0!今大会最多得点でW杯1次リーグ30連勝 

[ 2019年10月3日 05:30 ]

ラグビーW杯1次リーグB組   ニュージーランド63-0カナダ ( 2019年10月2日    大分スポーツ公園総合競技場 )

試合後に健闘をたたえ合うニュージーランドとカナダの選手たち(AP)
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 1次リーグ2試合が行われ、史上初の大会3連覇を狙うB組のニュージーランド(NZ)はカナダに63―0で大勝した。63得点は今大会最多。NZはW杯通算16連勝で87年第1回大会からの1次リーグ連勝記録が30に伸びた。C組のフランスは33―9で米国に勝ち、2連勝とした。

 最強軍団が9トライを奪い、今大会最多得点で1次リーグ30連勝を飾った。3万4411人の観衆を沸かせたのはFBボーデン、ロックのスコット、WTBのジョーディーからなる「バレット3兄弟」だ。W杯で兄弟3人が先発するのは1995年大会のブニポラ兄弟(トンガ)に続いて2組目。8人きょうだいの次男で28歳のボーデンは「特別な瞬間だった。とにかくうれしい。もしかしたらビールを飲むかもね」と感慨に浸った。

 前半8分に中央からのキックを22歳の四男ジョーディーが右サイドでキャッチしてトライ。ボーデンは同35分に中央に走り込んだ。後半4分には25歳の三男スコットがトライを奪い、W杯史上初めて3兄弟全員が一つの試合でトライを決める歴史的な快挙を達成した。ボーデンは「特別な場で3人が決められたのはうれしい」と話した。

 ハンセン監督は「3人とも素晴らしいフットボーラー。ご両親も誇りに思っているでしょう」と称賛。長男ケーン氏も元代表の主将というラグビー一家に生まれた3兄弟の活躍で、前人未到の3連覇へ弾みをつけた。

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