渋野、1年目史上初の快挙へ追い風! 3戦ぶり青木コーチ同行「心強いです」

[ 2019年10月3日 05:30 ]

女子ゴルフ 日本女子オープン開幕 ( 2019年10月3日    三重・白山ヴィレッジGC=6479ヤード、パー72 )

<日本女子OP>練習ラウンドを終え、18番のグリーン脇で宝塚ポーズを決める(右から)成田美寿々、渋野日向子、西澤歩未、青木瀬令奈(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの国内メジャー第3戦、日本女子オープンは3日に三重・白山ヴィレッジGC(6479ヤード、パー72)で開幕する。全英女子オープン覇者の渋野日向子(20=RSK山陽放送)は2日、インコースをラウンド。青木翔コーチ(36)の指導のもと、アドレスの体の向きなどを修正した。史上初となる本格参戦1年目での国内メジャー年間2勝へ向け、万全の態勢を整えた。

 青木瀬令奈、成田美寿々らとの練習ラウンド。常に笑いがある和気あいあいのムードの中、渋野の表情には安心感がみなぎっていた。ここ2戦はフルで同行していなかった青木コーチがいたからだ。22位だった先週の試合ではいい感触なのに右に飛ぶ傾向があり「(アドレス時に)自分が思っているより右を向いてきている」と実感。青木コーチにチェックを仰ぎ修正し「感覚を合わせられるようにした。心強いです」と話した。

 今季の国内メジャー3戦目。「いつも以上に気合が入っている。いい成績を残せれば目標とする賞金女王と五輪にも近づける。大事な試合」と終盤戦の大一番と位置づけている。メジャー連勝が懸かった3戦前の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯では深いラフに手を焼いて33位。今回も深めのラフがそびえるメジャー用のセッティングが待ち構える。前回の反省から、ラフからのアプローチを重点的に行うなど余念がない。

 ツアー初優勝となった5月のワールドレディース・サロンパス・カップに次ぐメジャーVとなれば、史上初となる本格参戦1年目での年間2勝となる。青木コーチも「ここにピークを持ってきたし、やれることはやりました。あとは結果が伴えば」と愛弟子の奮起に期待を寄せる。

 グリーンは予想以上に重く、ボールが止まりやすくなっているのは好材料。平均バーディー数(3・8718)がツアートップの渋野は「攻めのゴルフができる印象がある」と力を込めた。

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