SH茂野海人 王国で培った攻撃力と楽しむ心

[ 2019年9月13日 05:30 ]

最強ジャパン 桜戦士31人(12)-2

アタックが持ち味の茂野
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 「第三の男」の評価は過去のものだ。茂野はSHの筆頭格に成長。武器は7月のフィジー戦で見せた積極的な仕掛けと、強気なタックル。小1から6年間習った柔道経験に支えられ、小柄でも体が強い。流、田中に比べて攻撃的。速いパスさばきだけでなく、自ら切り込んでチャンスをつくる力がある。

 4年前は競技を続けるかどうか悩んでいた。当時NECで試合に出ながら、「ラグビーを楽しめていなかった」と笑顔なき日々。大東大時代も進路先が決まるまでは、父・由之さんと同じ警察官になろうと考えていた。

 転機は15年のニュージーランド挑戦。「パスさばきに徹していた」という考えを改め、得意のランを出すようにした。力が認められ、オークランド代表に。州代表選手権の決勝に日本人で初めて出場した。スパイクを脱ぐ気持ちはなくなった。
 トヨタ自動車に移った17年は、当時の移籍ルールに抵触して1年間出場ができなかった。“空白の一年”を支えたのは、王国で知ったラグビーの楽しさだった。

 ◆茂野 海人(しげの・かいと)1990年(平2)11月21日生まれ、大阪府出身の28歳。江の川高、大東大、NECを経て17年トヨタ自動車に加入。兄・洸気はNTTドコモのWTB。代表10キャップ。1メートル70、75キロ。

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