幕下ホープ明暗…豊昇龍、押し出されて初黒星 納谷は父アドバイスで初白星

[ 2019年9月13日 15:13 ]

大相撲秋場所6日目 ( 2019年9月13日    両国国技館 )

<大相撲秋場所6日目>千代鳳(手前)に押し出しで敗れる豊昇龍(撮影・郡司 修)
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 関取を目指す幕下のホープが3番相撲で明暗を分けた。東5枚目の豊昇龍(20=立浪部屋)は三役経験者の西7枚目・千代鳳(26=九重部屋)に押し出されて初黒星。東10枚目の納谷(19=大嶽部屋)は東4枚目・翠富士(23=伊勢ケ浜部屋)を押し出して初白星となった。

 豊昇龍は引いたところを一気に攻め込まれた。「立ち合いは良かったんですけど引いちゃった。横に回ったけど付いてこられた。先場所も勝っていたので今場所もいけると思ったが…」。それでも立ち合いの当たりには納得しているとあって「これを気にせず次の相撲を頑張ります」とすぐに切り替えていた。

 連敗発進の納谷は、もろ手突きから一気に前に出る完勝だった。「落ち着いていけたので良かったと思います。まだ負けが先行しているのでなんとも言えないが、多少、気は楽になりました」と安堵の表情を見せた。

 2連敗の相撲を映像で見返すと右手の位置が下がっており、「差すつもりがなくても差していた」という。この日はそこを修正。元関脇・貴闘力の父・鎌苅忠茂氏からは「肩を前にして相撲を取れ」とアドバイスを受けていたが、それも実践。「しっかり当たって押し込めたのでイメージ通り」と手応えの勝利となった。

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