アルゼンチンが4大会ぶりに決勝進出 フランスを撃破 王座をかけてスペインと激突

[ 2019年9月13日 22:31 ]

ゴール下でシュートに持ち込むアルゼンチンのスコラ(AP)
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 男子バスケットボールのW杯中国大会は13日に北京で準決勝を行い、第2試合では世界ランク5位のアルゼンチンが80―66(21―18、18―14、21―16、20-18)で同3位のフランスを下して4大会ぶりに決勝に進出。15日に世界一の座をかけて、この日オーストラリアを再延長の末に退けたスペインと顔を合わせることになった。

 アルゼンチンは今大会でスペイン同様に7戦全勝。準決勝では大ベテランのルイス・スコラ(39)が34分の出場で3本の3点シュートなどで今大会自身最多の28得点、13リバウンドを稼ぎ、1メートル79のガード、ファクンド・カンパッソ(28)も12得点をマークしてチームをけん引した。

 準々決勝で米国を89―79で下したフランスは得点源のエバン・フォーニエー(26=マジック)が第3Q終盤に4反則目を犯してファウルトラブル。米国戦では22得点を稼いだが、この日は16得点に終わった。NBAで2季連続で最優秀守備選手に輝いたセンター、ルディー・ゴベア(27=ジャズ)は11リバウンドをマークしたがわずか3得点。ガードのフランク・ニリキーナ(21=ニックス)は16得点を記録したが、ニコラス・バトゥーム(30=ホーネッツ)もゴベア同様に3得点に終わるなど、チームを支えてきたNBA勢がことごとくアルゼンチンのディフェンスの前に抑えられた。

 なお決勝で激突するスペインとアルゼンチンはW杯(旧世界選手権)では過去6回対戦してスペインの4勝2敗。しかし1点差が2試合、10点差未満の試合が5試合あり、“接戦必至”の様相を呈している。

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