渋野、初のナマ観戦で“神様”上野がノーヒッター「緊張で手汗が凄かった」

[ 2019年9月9日 05:30 ]

日本女子ソフトボール1部リーグ(スポニチ後援) 第6節   ビックカメラ高崎6―0シオノギ製薬 ( 2019年9月8日    全但バス但馬ドーム )

<ビックカメラ高崎・シオノギ製薬>スタンドで観戦する渋野
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 蒸し暑いドーム内で、渋野は携帯用の小型扇風機を手に、三塁側スタンドから憧れの上野の勇姿を目に焼き付けていた。前日は直接対面していたが「生で(上野の投球を)見るのは初めてです。まさか、感激です」と笑顔を振りまいた。

 小学生の時、ゴルフとともに熱中したソフトボール。今も「ゴルフより好き」と公言する。この日は「北京五輪が頭に残っているので、その時と全然変わっていなくて凄いなと思った」と感激した様子を見せた。

 観戦は6月、東京ドームで行われた日米対抗以来。その時は上野が離脱中だったため、今回は至福のひとときとなった。ゴルフでは物おじしないように見えるキャラクターでも、この日ばかりは「手汗が凄かったです。緊張の時に出る」。渋野にとっての“神様”に、顔は最後まで紅潮しっぱなしだった。

 《渋野、東京五輪への道》ゴルフ女子は18年7月8日から20年6月29日までの2年間で算出する世界ランキングに基づき出場資格を決定する。上位60人が資格を獲得し、15位以内なら各国最大4人まで、16位以降は最大2人まで出場できる。9月3日付の世界ランクで、日本勢は畑岡奈紗の9位が最高で、渋野は2番手の13位につけている。

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