石川遼 自身初の2大会連続V 約8年ぶり賞金ランク1位に立つ

[ 2019年8月25日 14:34 ]

男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ 最終日 ( 北海道 ザ・ノースカントリーGC(7178ヤード、パー72) )

<セガサミーカップ最終日>ウイニングパットを決めガッツポーズする石川遼(撮影・沢田 明徳)
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 初日から首位の石川遼(27=CASIO)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算20アンダーで完全優勝を果たした。メジャー初制覇となった日本プロに続く自身初の2大会連続V。今季2勝目、ツアー通算16勝目を手にした。優勝賞金3000万円が加算され、今季の獲得賞金6255万8850円に。11年の9月以来となる約8年ぶりの賞金ランキング1位に立った。

 いきなりみせた。通算16アンダーの単独首位からスタートすると、1番でグリーン右奥のラフからチップインバーディー発進。パー5の3番ではフェアウエーからの第2打を1Wで放つ“直ドラ”を披露して、さらにスコアを伸ばす。5番でもグリーン左手前カラーからを直接決めてこの日2度目のチップインバーディーを奪い、ギャラリーから大歓声を浴びた。前半9ホールで2位との差を「4」まで広げて独走態勢を築くと、後半はボギーなしの堅実なゴルフで逃げ切りに成功。2位に4打差をつけ、自身3度目の完全優勝を飾った。

 石川が今季初勝利を挙げた7月の日本プロを最後に、男子は約1ヶ月半レギュラーツアーがなかった。その間に、海外メジャーのAIG全英女子オープンで渋野日向子が優勝。北海道meijiカップ、NEC軽井沢72と女子ゴルフばかりにスポットが当たった。石川は言う。「前の試合で優勝しているし、渋野さんのこともあって色んな意味で注目される大会だと思っていた。その中でもブレずにやることが大事」。その言葉通りの2大会連続V。選手会長も務める27歳が、“結果”で男子ツアーをけん引する。

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