日本はチュニジアに敗れる 終盤で一時逆転するもあと一歩及ばず

[ 2019年8月25日 17:07 ]

<バスケットボール日本代表国際試合 男子日本代表対チュニジア>チュニジアに敗れ試合後、悔しがる渡辺(撮影・会津 智海)
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 男子バスケットボールのW杯中国大会(31日開幕)に出場する日本(世界ランク48位)は25日、さいたまスーパーアリーナで同51位のチュニジア対戦。前日のドイツ戦で31得点を挙げた八村塁(21=ウィザーズ)とガードの篠山竜青(31=川崎)はベンチから外れ、76―78(前半35―40)で敗れた。8月に入っての強化試合では2勝3敗。日本はW杯1次予選(上海)でトルコ(1日)、チェコ(3日)、米国(5日)と対戦する。

 八村と篠山を欠く日本は第1Q(14―24)だけでターンオーバーを8回も喫するなどミスが続出。しかし最大14点差をつけられながらも、ゾーン・ディフェンスが機能した第4Qの5分すぎに一時68―66と逆転した。残り18・3秒と5・9秒には、比江島慎(29=栃木)のゴール下でのレイアップと渡辺雄太(24=グリズリーズ)の2本のフリースローで2度同点。しかしチュニジアは米UCLA出身でNCAAトーナメントに3回出場しているガードのマイケル・ロール(32)が、渡辺のマークを振り切って残り0・2秒に決勝のジャンプシュートを決めた。

 先発した渡辺は26分出場して17得点。ロールは3本の3点シュートなどで19得点をマークし、NBAマーベリクスに所属している218センチのセンター、サラー・メジュリ(33)は20得点と10リバウンドを記録した。

 日本がW杯で対戦するトルコもチェコもチュニジアとの強化試合では2ケタの点差をつけて勝っていたが(トルコは64―54、チェコは80―66)、ドイツに勝った日本は強化試合の最終戦では黒星。課題を残しての上海入りとなった。 

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