友野が3連覇 4回転トーループ降りた それでも「仕上がりは冗談抜きで15%」

[ 2019年8月12日 18:15 ]

フィギュアスケート・げんさんサマーカップ最終日 ( 2019年8月12日    大津市・滋賀県立アイスアリーナ )

フィギュアスケートのげんさんサマーカップに優勝した友野一希(右)と2位の山本草太
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 男子フリーがあり、ショートプログラムで首位発進した友野一希(21=同大)は、フリーもトップの152・92点を出し、合計226・25点で大会3連覇をした。昨年の190・56点を大きく上回る得点で、シーズンの第一歩を記した。それでも、演技後は疲労困憊(こんぱい)の表情で、取材エリアでも厳しい言葉を口にした。

 「仕上がりは冗談抜きでまだ15%ぐらい。プログラムをやり切ることで精いっぱい。国際試合にでられる状態じゃない。練習していかないと」

 「初めて」という4回転トーループを着氷させたことに満足感をのぞかせながらも、「4回転しか跳べていない。それ以外はめちゃくちゃ。4回転を目標にしてきたので、そこをクリアしたのは成長かな。でも、全体的には話になりません」と自己採点は低い。

 GPシリーズはスケートアメリカとロシア杯に出場する。フリーの新プログラム「ムーラン・ルージュ」を完成させ、GPファイナルと世界選手権出場を目指す。

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2019年8月12日のニュース