伊藤、五輪へ好発進 女子ボルダリング予選通過 複合で切符獲りだ

[ 2019年8月12日 05:30 ]

スポーツクライミング 世界選手権第1日 ( 2019年8月11日    エスフォルタアリーナ八王子 )

女子ボルダリング予選を通過した伊藤(撮影・小海途 良幹)
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 女子ボルダリング予選で開幕し、初出場の伊藤ふたば(17=TEAM au)が5課題中4課題をクリアし、B組2位で13日の準決勝に駒を進めた。5月の複合ジャパンカップで惨敗して代表入りが危ぶまれたが、滑り込んだ大舞台で実力を発揮。野口啓代(30=同)、野中生萌(22=XFLAG)、倉菜々子(19=ウィルスタッフ)も予選を通過した。

 壁に向き合いホールドをつかむと、緊張は消え高揚感が体を包んだ。伊藤は1~3課題を最初のトライでクリアする“一撃”を決めるなど、5課題中4つを制して予選通過。「緊張したけど登り始めたら楽しくて、そのまま楽しんで登れた」。水色の勝負ネイルを両手の爪に塗った17歳が、笑みを浮かべた。

 5月の複合ジャパンカップでは6位に終わり、競技後に号泣。この時点での世界切符を逃し、「かなりヘコんで練習に身が入らないくらいだった」と振り返る。その後、日本協会の基準を満たす単種目の選手が現れなかったため、伊藤は滑り込みで代表入り。昨年の世界選手権は右膝故障で代表を辞退したため、今大会が初めての大舞台だった。

 ボルダリング、リード、スピードとそれぞれの種目をこなし、20日の複合決勝で日本人最上位かつ7位以内に入れば、20年東京五輪の出場権を得られる。「ボルダリングで優勝を目指しているし、複合でも五輪を決めたい」。悔し涙に別れを告げ、17歳は笑顔で目標へ突き進む。

 ▽ボルダリング 高さ5メートル以下の壁に設定された複数の課題を、制限時間内にクリアした数で争う。準決勝に20人、決勝に6人が進出。1課題の制限時間は予選、準決勝が5分、決勝は4分で行う。

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