総合馬術五輪テスト大会 改修工事中の馬事公苑で初の競技会

[ 2019年8月12日 13:24 ]

 来年の東京五輪のテストイベントを兼ねた総合馬術のプレ大会が12日、東京都世田谷区の馬事公苑で行われた。初日は馬場馬術が行われ、18年アジア大会団体と個人で2冠の大岩義明(43=Nittoh)が暫定トップに立った。

 今大会は16年12月31日から東京五輪に向けた馬事公苑の改修工事後、初の競技会となる。新しく生まれ変わった伝統ある会場に大岩は「(厩舎は)空調をかなり涼しくできるし、馬にとって最適な状態を作れる施設になっていると思う。素晴らしい」と評価した。現在競技エリアを含む6つの馬場が完成しており、9300人を動員できる観客席の工事が進められている。

 総合馬術は馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術の3種目を3日間通して行い、減点合計の少ない人馬が上位となる。大会2日目となる13日は江東区の海の森クロスカントリーコースで競技が行われ、全長約3000メートルのショートコース(五輪は5600~5800メートルが基準)を駆け抜ける。

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