逆転の成田 今季2勝目、五輪出場へ復調 ここから本番

[ 2019年8月5日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 大東建託いい部屋ネット・レディース最終日 ( 2019年8月4日    山梨県南都留郡鳴沢村 鳴沢GC=6605ヤード、パー72 )

大東建託いい部屋ネット・レディース最終日 逆転優勝を飾り富士山を背に笑顔を見せる成田(撮影・西尾 大助)
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 “逆転の成田”が復活した。3位で出た成田美寿々(26=オンワードホールディングス)が70と伸ばし、通算11アンダーで今季2勝目、通算13勝目を挙げた。前日首位の有村智恵(31=日本HP)は73と落とし、1打差の2位に終わった。3位でスタートしたアマチュアの古江彩佳(19)は76と崩れ、通算5アンダーの8位に終わった。

 外せばプレーオフの1メートルのパーパット。土壇場の18番で、成田がしびれながら打ったボールはカップの縁を一周して底に沈んだ。

 「久しぶりに緊張して手が震えました。危なかったですね」。最後は冷や汗を流したが、成田らしいゴルフで通算9度目の逆転Vを飾った。出だしの1番パー3で9Iの第1打を1・5メートルにつけバーディー発進すると、11番で10メートルを沈め首位に並ぶ。そして16番で5メートルのバーディーパットをねじ込み、そのまま逃げ切った。

 不調を乗り越えた。20年東京五輪を見据え「世界で戦うには高い球が必要」と昨年オフからスイング改造に取り組んだ。それまではインパクトゾーンでフェースを返さず、ボールを押すコントロールショットを得意にしていた。ところが、高い球を打つにはフェースを返さなければならないため、スイングがバラバラになってしまった。苦境が続く中、見かねた井上透コーチから「なぜコントロールショットを打たないのか」と見直すようにアドバイスされた。その言葉に「来年の五輪は日本でやる。日本でやる試合なら今までのゴルフでいい」と開き直った。以前のスイングに戻すため自宅ガレージを改造した練習場で反復動作を繰り返し復調の手応えをつかんだ。

 「コントロールショットは自分の武器。それを忘れずに出していけたら(年内に)あと3勝はできる」。目標に掲げる五輪代表は来年6月29日までの世界ランクを基にした五輪ランクで決まる。5日発表のランクでは国内9番手から上昇する見込み。「それまでに4~7勝すればたぶんいけると思います」。成田のゴルフ人生を懸けた勝負はここからが本番だ。

 【勝者のクラブ】▼1W=キャロウェイ・エピックフラッシュ・サブゼロ(ロフト角10.5度、シャフトの長さ45.25インチ、硬さS)▼3W=ロッディオ▼UT=PXG・0317X(19、22、25、28度)▼7I~PW=ピン・ブループリント▼ウエッジ=モダートSD・T168(60度)、PXG・0311(50、56)▼パター=スパイダーツアー▼ボール=スリクソン・ZスターXV 

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