19歳ルーキー萌寧 1差2位発進、練習の虫 手応え67

[ 2019年7月5日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 資生堂アネッサ・レディース第1日 ( 2019年7月4日    神奈川県 戸塚CC=6513ヤード、パー72 )

資生堂アネッサ・レディース第1日 1番、ティーショットを放つ稲見(撮影・沢田 明徳)
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 雨によるコンディション不良で3時間17分の中断を挟みながらも全選手が18ホールを消化し、昨年のプロテストに合格した稲見萌寧(もね、19=都築電気)が6バーディー、1ボギーの67で回り、首位に1打差の2位につけた。ツアー1勝のペ・ヒギョン(26=韓国)がボギーなしの6バーディー、66で首位に立った。

 日没時間が迫る午後6時57分、稲見がビッグプレーで長い一日を締めた。18番で16メートルのバーディーパットを沈めて5アンダーでフィニッシュ。「前半終わったときに、後半は半分ぐらい回れればと思っていた。プレーを急いで全ホールを消化できたのは大きい。ゆっくり休めます」と19歳が笑顔を爆発させた。

 後半戦最初の試合。「早く出たくてしようがなかった。待ちに待っていました」と声を弾ませる。昨年のツアー最終予選会は103位と失敗。今年前半戦は7試合ながらトップ10入り3回と実績を残し、今週からのリランキングで14位と躍進した。「前半結果を出せたのも自信になっている。原英莉花さんのようにQT(予選会)から力をつけてツアー優勝したい」。ホールアウト後、稲見は練習場に向かい薄暗い中で30分間ショット、パットを確認した。「練習しないとうずうずする。それが私の支え」と話す「練習の虫」。視界には、初優勝の文字が浮かび上がっていた。

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2019年7月5日のニュース