小平のライバル、李相花引退へ Sスケート平昌五輪銀メダリスト

[ 2019年5月10日 15:12 ]

平昌冬季五輪スピードスケート女子500メートルで、金メダルを争った李相花(左)と一緒にウイニングランする小平奈緒
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 2018年平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで、小平奈緒(相沢病院)に次ぐ銀メダルを獲得した30歳の李相花(韓国)が現役を引退することが10日、分かった。所属事務所がソウル市内で16日に引退セレモニーと記者会見を行うと発表した。

 3連覇を狙った平昌五輪では、急速に力をつけた小平との対決が注目された。敗れて涙ぐむ李相花に小平が寄り添ってねぎらい、抱き合った場面が日韓ファンの感動を呼んだ。

 李相花は20歳だった10年にバンクーバー五輪の女子500メートルを制すると、13年に36秒36の世界記録を樹立。14年ソチ大会は圧勝で五輪2連覇を果たした。500メートルでワールドカップ通算36勝、世界距離別選手権3度優勝などの実績を残し、韓国では「氷速女帝」と呼ばれた。18~19年シーズンは戦列を離れていた。

 今年4月には韓国の「2018平昌記念財団」が2人に「韓日友情賞」を授与。ソウル市内での式典にそろって参加し、記念撮影し合うなど仲の良さを見せていた。(共同)

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