千葉「去年の悔しさ覚えている」 A東京「ベストを尽くして」 11日Bリーグファイナル

[ 2019年5月10日 18:32 ]

決勝前日に会見する千葉ジェッツの富樫勇樹(右)。左は石井講祐、中はギャビン・エドワーズ(撮影・中出健太郎)
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 バスケットボールのBリーグファイナル(決勝)の前日練習と会見が10日、試合会場の横浜アリーナで行われた。昨季と同じ千葉ジェッツ―アルバルク東京のカードで、9日に一般発売されたチケットは発売開始からわずか20分で完売。1万3083席はBリーグ開幕後、最大有効席数となった。今季リーグ最高勝率で東地区1位の千葉が昨季の雪辱を果たせば初優勝、東地区3位からチャンピオンシップ(プレーオフ)を勝ち上がってきたA東京が勝てば2連覇となる。

 前日練習はともに冒頭の20分間を公開。千葉がウォーミングアップから個々のシュート練習を行ったのに対し、A東京はウォーミングアップ後にトランジション(攻守の切り替え)からの連携プレーを確認した。

 会見には両チームの指揮官と選手がそろって登場した。千葉の大野篤史ヘッドコーチは「いい準備ができたと思う。60試合積み上げてきたものを全てこの1試合に出すつもりで、選手、スタッフ一丸となって戦っていきたい」と落ち着いた表情。日本代表PGの富樫勇樹は「同じ相手、同じ会場で、またファイナルで戦えることは凄くうれしく思うし、去年の悔しさは全員が覚えている。今年こそという思いです」とリベンジを誓った。

 また、A東京のルカ・パヴィチェヴィッチ・ヘッドコーチは「昨年と同じカードだが、同じシーズンじゃないし、同じシチュエーションでもない。(準決勝を第3戦まで戦ったため)準備期間が短かったが、明日はベストを尽くして戦いたい」と抱負。日本代表のPF/C竹内譲次は「千葉はインサイドが強く、どの選手が出ても力が落ちない。その強力なインサイドに対して、僕たちがどれだけディフェンスとリバウンドで上回れるかが大きなキーになると思う」と分析した。試合は午後3時10分にティップオフを迎える。

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2019年5月10日のニュース