親方になれるのは一握り…角界を去った元力士たちの第2の人生

[ 2019年2月16日 07:45 ]

TBSの人気ドキュメンタリー番組「バース・デイ」に出演する元幕内・剣武の宮本一輝氏
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 大相撲の元幕内で18年に引退した大岩戸の上林義之氏(37)と12年に引退した元幕内・剣武の宮本一輝氏(40)が16日放送のTBSの人気ドキュメンタリー番組「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。角界を去った後の第2の人生が明らかとなる。

 大岩戸は、学生横綱にも輝き東幕下15枚目格付の資格を得て2004年春場所で初土俵。最高位は13年春場所の東前頭16枚目で、17年には戦後最年長となる36歳0カ月で初の幕下優勝を果たした。一方の剣武も網膜剥離に何度も悩まされながら、昨年九州場所に学生相撲出身者で最も遅い所要63場所で新入幕を果たした。

 引退後も親方として協会に残ることができる力士は一握り。学生相撲出身でスロー出世の苦労人2人も、引退後、ともに相撲とは全く異なる仕事に就いている。

 番組は2人の第2の人生に密着。引退までの数年間、無給の幕下生活が続いていた大岩戸は「きついことがあっても絶対乗り越える」と37歳で社会人生活をスタート。3人の子どもの父でもある剣武は驚きの転身を果たしていることが明かされる。

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2019年2月16日のニュース