浅田真央さん、被災地・仙台で2年目のサンクスツアー初公演「パワー届けられたら」

[ 2019年2月16日 17:15 ]

<浅田真央サンクスツアー>仙台からツアーをスタートした浅田真央さん(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん(28)が16日、自身が開催している「浅田真央サンクスツアー」2年目の公演をスタートさせた。1発目に選んだのは、11年の東日本大震災で被害のあった仙台市のベルサンピアみやぎ泉。16年1月に岩手県盛岡市で開催された「NHK杯スペシャルエキシビジョン」で浅田さんと「ジュピター」を一緒に滑った仙台の子どもたちも会場で見守り、号泣する子もいたという。

 浅田さんは「震災の時に一緒に滑った子どもたちも来ていた。どんなことがあっても、私たちはできるだけみんなのサポートをして、私たちの滑りで何かパワーを届けられたらいいなと思っています」と語り、「今日も本当にたくさんの皆さんが会場にいらしてくださって、私たちも初回でヒヤヒヤ、ドキドキしながらではあったんですけど、全力で滑ったので、それが少しでも伝わったら良いなと思います」と被災地への思いを語った。また、会場のボランティアとして参加したのは、東日本大震災で被災した子どもたちを支援するプロジェクト「Support Our Kids」の子たち。浅田さんも同プロジェクトに寄付している。

 この会場のリンクで浅田さんが滑るのは中学生以来という。「スケートリンクは寒いというのがあるんですけど、ここは特に寒いリンクではある。私たちは全力で滑っていたので、そんなに寒さは感じませんでした。でも、お客さんたぶん凄く寒かったんだろうなと思います。大丈夫でしたかね」と気遣っていた。

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