ロコ・ソラーレ6連勝 プレーオフ進出、中電は7戦7勝

[ 2019年2月16日 05:30 ]

カーリング 全農日本選手権第4日 ( 2019年2月15日    札幌市・どうぎんカーリングスタジアム )

チームかわむらに勝利したロコ・ソラーレの藤沢(左)は観客の笑顔で応える(撮影・高橋 茂夫)
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 1次リーグが行われ、女子は平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレがチームかわむらを8―2で、北海道銀行を9―4で下し、6連勝した。通算6勝1敗で1試合を残して2位が確定し、上位4チームによるプレーオフに進んだ。2大会ぶりの優勝を目指す中部電力は前回優勝の富士急を9―8で破り、7戦7勝で1位に。富士急と北海道銀行はともに5勝2敗で4位以内となることが決まった。男子は前回王者の札幌国際大が昨秋のパシフィック・アジア選手権を制したコンサドーレに4―3で競り勝った。同大は初黒星のコンサドーレと6勝1敗で並び、ともに上位4チームによるプレーオフ進出を決めた。

 女子のロコ・ソラーレが北海道銀行を退けた。第9エンドにスキップ藤沢が、投げたストーンを置いてある石に当て、絶妙な位置へ動かす好ショットに成功。相手を難局面に追い込み、3点を奪って試合を決めた。藤沢は「ウエート(ショットの強弱)がずれていたが、みんなから情報をもらって決められた。チームスポーツの醍醐味(だいごみ)」と喜んだ。初戦黒星の後は勝ち続け、1次リーグ2位が確定。「徐々に調子を上げていけている証拠」とうなずいた。

 ≪中部電力は無傷進撃≫初戦で五輪銅のロコ・ソラーレを破った中部電力が、前回女王の富士急も下した。無傷の7連勝にスキップ中嶋は「初戦で勢いがついた。指示を出したショットを決めてくれたので点数につながった」と誇らしげだった。今季途中から平昌五輪男子代表で司令塔だった両角友佑コーチの指導で、投げる姿勢やリリースの仕方を修正。的確な助言と選手としての実績に、サード松村は「自信を持って投げられる」と信頼。前回は7連勝しながらその後3連敗で3位。「同じことはないと思う」と言う松村に浮かれた様子はなかった。

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2019年2月16日のニュース