萩野公介 400個メ予選で大失速 平井コーチも「理由が少し分からない」決勝は棄権、病院で検査も

[ 2019年2月16日 19:04 ]

<コナミオープン水泳競技会 1日目>男子400m個人メドレーの予選に出場した萩野公介 (撮影・西川祐介)
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 競泳のコナミオープンは16日、千葉県国際総合水泳場で第1日が行われた。400メートル個人メドレーに出場した萩野公介(24=ブリヂストン)が予選で4分23秒66と大失速。自己ベストから17秒以上遅いタイムで全体の7位で何とか予選を通過したが、決勝は棄権した。

 平井伯昌コーチ(55)は「理由が少し分からない。飛び込んでから全然ダメだった。体調面なのか、メンタル面なのか、総合的なものかもしれない。本人も分からないと申している。病院に行くように言いました」と説明。大会第2日の17日に出場を予定していた200メートル個人メドレーも棄権する。19日から予定していたスペインでの高地合宿の参加も白紙となった。

 萩野は1月の浜名湾選手権の400メートル個人メドレー決勝でも4分15秒79の平凡なタイムに終わっていた。今月4〜12日にはグアム合宿を実施。平井コーチは大橋悠依(23=イトマン東進)ら他の選手もいる中、萩野に付きっきりで指導。リオ五輪金メダリストの復調に向けて何度もミーティングを重ねた。

 試合前日の15日の練習や試合前のウオーミングアップでは体は動いていただけに、平井コーチは「練習と全然違う泳ぎ。疲れているとしても範囲がある。それを大きく超えている。本人も落胆しています」と厳しい表情を浮かべた。世界選手権(7月、光州)の選考会となる日本選手権は4月2日に開幕。現状を打破できなければ、日本代表入りにも黄信号が灯る。

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