ショートトラック・斉藤、異例の「けん責」処分 平昌五輪ドーピング陽性

[ 2019年1月31日 05:30 ]

けん責処分になったスピードスケート・ショートトラックの斎藤慧
Photo By 共同

 日本スケート連盟は30日、昨年2月の平昌五輪でのドーピング検査で陽性反応を示したスピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧(22)について、スポーツ仲裁裁判所の仲裁手続きにおいて資格停止期間を伴わない「けん責」処分になったと発表した。今月15日に国際スケート連盟と斎藤側で和解が成立。制裁措置としては極めて軽度で異例のケースとなる。関係者によると斎藤は3月9、10日のジャパントロフィー選手権(広島)で復帰する可能性があるという。

 斎藤は昨年2月4日の抜き打ち検査で、利尿作用があり、ドーピング隠しの目的と疑われる禁止物質「アセタゾラミド」に陽性反応を示した。潔白を主張したが、暫定資格停止処分となった。日本選手として初めて冬季五輪でドーピング陽性反応が出た斎藤選手は日本連盟を通じ「信じてくださった方々の期待にそむくことがないよう懸命に努力し、復帰を果たしたいと思う」とコメントした。

続きを表示

2019年1月31日のニュース