北京五輪の陸上男子リレー、日本「銀」に繰り上がり

[ 2018年12月11日 21:18 ]

2008年の北京五輪陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した日本チーム。左から塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治の各選手
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 日本オリンピック委員会(JOC)は11日、2008年北京五輪陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治の4選手による日本が7日付で銀メダルに繰り上がったと発表した。国際オリンピック委員会(IOC)から通達があった。メダル授与式は後日行われる予定。

 ウサイン・ボルトを擁し、優勝したジャマイカのリレーメンバーだったネスタ・カーターがドーピング再検査で禁止薬物に陽性反応を示して失格が確定したため。カーターは処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えを起こしたが、5月下旬に棄却されていた。

 陽性反応は16年6月に明らかとなり、ボルトは17年1月にリレーの金メダルをIOCに返還。通算9個で陸上では史上最多に並んでいた五輪金メダル数は8に減った。

 JOCによると、北京五輪での日本のメダル内訳は金9、銀8、銅8の計25個となった。

 相次ぐドーピング違反が発覚した重量挙げでは、女子48キロ級で三宅宏実(いちご)が6位から4位、大城みさきが8位から6位、同69キロ級で斎藤里香が8位から6位にそれぞれ11月6日付で二つずつ繰り上がった。

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2018年12月11日のニュース