ウェイドがジェームズと現役最後の対決 試合後は抱擁 ウォリアーズは4連勝

[ 2018年12月11日 16:09 ]

試合後に握手を交わすジェームズ(右)とウェイド(AP)
Photo By AP

 NBAは10日に各地で11試合を行い、今季限りでの引退を表明しているヒートのドウェイン・ウェイド(36)が敵地ロサンゼルスでレイカーズと対戦。2010年から4年連続でファイナル進出を経験したかつてのチームメート、レブロン・ジェームズ(33)と現役最後の直接対決に臨んだ。

 試合は接戦。ウェイドは35分出場し、全15得点をすべて後半に集中させて食い下がったが、105―106で迎えた第4Qの残り59・3秒と残り22・5秒で放った2本のシュートは入らず、最後の最後で逆転機を逃した。

 一方、ジェームズは28得点、9リバウンド、12アシストをマークしてチームの勝利に貢献。3点シュートも7本すべて外したウェイドとは対照的に7本中4本成功させ、残り22・5秒にはフリースローを2本とも決めて存在感を示した。試合終了のブザーが鳴ると2人は笑顔で握手。ウェイドはジェームズとコート上で抱き合ってお互いの健闘を称え合っていた。

 西地区全体5位のレイカーズは108―105(前半55―58)で勝って17勝10敗。このカードは今季2戦2勝となった。

 ヒートは3連勝を逃して11勝15敗。ジャスティス・ウィンズロー(22)が自己最多の28得点を稼いで第4Qの中盤で一時リードを奪ったが、逃げ切ることはできなかった。

 一方、王者ウォリアーズは地元オークランドでティンバーウルブスを116―108(前半63―57)で下して19勝9敗。つま先を痛めていたドレイモンド・グリーン(28)が14試合ぶりに戦列に復帰し、29分の出場で7得点、10リバウンド、7アシストをマークしてチームの4連勝に貢献した。

 ステフィン・カリー(30)は3点シュートを14本中7本成功させて38得点。クレイ・トンプソン(28)は26得点、ケビン・デュラント(30)は22得点を記録した。

 西地区全体首位は17勝8敗のサンダーだが、2位ウォリアーズとの差は勝率で1厘差。3位ナゲッツ、4位クリッパーズまでが1ゲーム差の中にひしめいている。

 ティンバーウルブスは13勝14敗。センターのカールアンソニー・タウンズ(23)が31得点をマークしたものの、連勝のあと連敗となった。

 ペリカンズに勝ったセルティクスはカイリー・アービング(26)ら故障による欠場者を多数抱えながらも6連勝。東地区全体3位の76ersはここ7戦で6勝目を挙げたが、先発したジミー・バトラー(29)が脚を痛めてダウンするというアクシデントに見舞われた。

 クリッパーズに延長の末に敗れたサンズは9連敗。東地区全体2位のバックスは大黒柱のヤニス・アデトクンボ(24)が首に痛みを訴えて欠場したが、ここ4戦で3勝目を挙げている。

 <その他の結果>

*ペイサーズ(17勝10敗)109―101ウィザーズ(11勝16敗)

*76ers(19勝9敗)116―102ピストンズ(13勝12敗)

*セルティクス(16勝10敗)113―100ペリカンズ(14勝15敗)

キングス(14勝12敗)108―89*ブルズ(6勝22敗)

*バックス(18勝8敗)108―92キャバリアーズ(6勝21敗)

*サンダー(17勝8敗)122―113ジャズ(13勝15敗)

*マーベリクス(14勝11敗)101―76マジック(12勝15敗)

*ナゲッツ(18勝9敗)105―99グリズリーズ(15勝11敗)

クリッパーズ(17勝9敗)123―119(延長)*サンズ(4勝23敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月11日のニュース