相撲協会 暴力決別宣言を発表、師匠など段階別研修で再発防止

[ 2018年10月26日 05:30 ]

「暴力決別宣言」について会見を行う八角理事長(撮影・西川 祐介)
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 日本相撲協会は都内で会見を開き、第三者機関の暴力問題再発防止検討委員会からの最終報告、提言(19日)を受け、暴力決別宣言を発表した。宣言は7項目からなり、いかなる暴力も許さず、相撲部屋における暴力の根絶をうたった。

 再発防止策として、師匠・年寄や、新弟子、兄弟子、関取に分けた力士の段階別研修などを実施する。元日馬富士の貴ノ岩に対する傷害事件では、現場にいた力士らからの報告がなかったことを踏まえ、今後は暴力が起きた時の報告義務に加え、報告義務を怠った場合の制裁、行為者を処分する規定も定める。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「粘り強くやっていくしかない」と不退転の決意を示した。コンプライアンス委員会には、各一門の親方に加え、外部有識者を入れる。外国人力士に対する指導の強化などは、年内に新たな有識者会議をつくり検討していく。

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