初戦から痛みあった…大坂、強行出場も涙の終戦 今季は「クレージーな1年だった」

[ 2018年10月26日 21:11 ]

テニスWTAファイナル第6日 ( 2018年10月27日    シンガポール )

キキ・ベルテンスとの対戦途中で棄権し、涙の大坂なおみ(AP)
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 1次リーグA組最終戦で世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)は同9位キキ・ベルテンス(26=オランダ)と対戦し、第1セット終了後に左太腿の痛みで棄権した。

 1次リーグ初戦の22日のスティーブンス(米国)から痛めており、徐々に悪化していったという。「プレーするごとに悪くなっていく感じだった。今日は練習もきちんとできなかった。でも今季最後の大会で、お客さんも見に来ている。なんとかプレーしようと思った」と無理を押して出場。序盤は何とかなったものの「2―2のところから悪化して動けなくなった」と限界を迎えた。第8ゲーム終了後にはメディカルタイムアウトを取って治療を受け、テーピングも巻き直したものの改善せず、最後は涙で棄権を告げた。

 今季成績上位8人による最終戦初出場の結果は3連敗で1次リーグ敗退。だがツアー初優勝、全米オープン制覇を果たし、世界ランキング4位まで大躍進した。長いシーズンを振り返って「今季は本当にいろんなことがあった。クレージーな1年だった。この経験を生かして来年も頑張っていきたい」と息をついた。

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