ジャンボ尾崎 今季4度目の途中棄権 石川遼に期待「おばちゃん連中を連れてきて」

[ 2018年10月26日 11:54 ]

男子ゴルフ マイナビABCチャンピオンシップ第2日 ( 2018年10月26日    兵庫県加東市・ABCゴルフ倶楽部(7217ヤード、パー72) )

<マイナビABC・第2日>1番からスタートしたジャンボは途中棄権(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 ツアー通算94勝の“レジェンド”尾崎将司(71=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)は8オーバー、94位からの浮上を目指したが、5番パー4(375ヤード)でトリプルボギーを叩くなど序盤の5ホールで通算14オーバーまでスコアを落とし、6番パー5(567ヤード)のティーショットを打ったところで腰痛のため試合を棄権した。

 途中棄権は前週のブリヂストンオープンに続く今季4回目。スタート前の練習場ではウッドのグリップ付け根に貼られた鉛を次々にはがしていくなど、若手に対抗すべくヘッドスピードを上げる工夫を続けていたが、風邪による体調の悪化と腰痛の再発でプレー続行を断念。選手会長の石川遼(27=CASIO)に後事を託して会場を後にした。次戦は11月15日開幕のダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)が有力。



 ――体調の悪化。

 尾崎 そうだねえ。ちょっと風邪引いたみたいで。腰が悪い上に風邪をひいたらもうまったく体がダメ。久しぶりにタバコ吸いたくないもん。ああ。今回はもう。体調悪いもん。はあ。

 ――次戦は。

 尾崎 次はもうちょっと。うん、分からない。太平洋(11月8日開幕の三井住友VISA太平洋マスターズ)は苦しいよな。間違いなく。だから宮崎(ダンロップフェニックス)にできるだけ出れるような体調になればいいけど。

 ――朝、前週優勝した今平周吾選手から挨拶がありました。

 尾崎 いやいや、別に。何の会話も。優勝しました。ありがとうございました。一般的な会話ですよ。で、お土産はオフでいいからって。ハハハ。

 ――スタート前に石川遼選手とも会話を交わしてました。

 尾崎 ああ、遼ね。遼も頑張ってんだろ、今。まあまあ。先週から良くなってんだろ。やっぱり、日本のツアーは遼が頑張らないとなあ。朝のスタートの雰囲気、ちょっと、さみしいもんなあ。暗くて。

 ――石川選手に対する期待感は。

 尾崎 そうそうそう。遼はそういうところで優勝争いしておばちゃん連中を連れてきてもらわないとな。

 ――ジャンボさんにも朝から熱心なファンがついていました。

 尾崎 見せられないもん。オレのは。恥ずかしくて。

 ――朝の練習場ではクラブに貼った鉛を取っていました。

 尾崎 そう。まあ、いろいろね、やってることはやってるんだよ。こう手元がうまく走らないからちょっと手元を重くした方がいいんじゃないかって思っただけで、そんなに、それがベストであるってことはないし、いずれにしてもこんな体が悪いと振れないもん。(本紙記者を見て)君よりも飛ばないよ。何か、ちょっと、ええ姿を見せたいけど、無理だな。それじゃあな。

続きを表示

この記事のフォト

2018年10月26日のニュース