大坂なおみ 涙の途中棄権 3連敗でWTAファイナル1次L敗退が決定

[ 2018年10月26日 18:18 ]

足の痛みを訴えてメディカルタイムアウトを取る大坂なおみ(AP)
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 女子テニスの最終戦、WTAファイナルは26日、シンガポール室内競技場で行われ、世界ランキング4位で初出場の大坂なおみ(21=日清食品)は1次リーグ最終戦で同9位のキキ・ベルテンス(26=オランダ)と対戦。3―6で第1セットを落とした後で棄権を申し入れ、3連敗で1次リーグ敗退が決まった。

 年間成績上位8人によるWTAファイナル。大坂は24日にアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に敗れ、2連敗でグループ最下位。各組上位2人の準決勝進出のためにはこの日のベルテンス戦に勝ち、グループ首位のスティーブンス(米国)がアンゲリク・ケルバー(30=ドイツ)を下すことが最低条件となっていた。

 実力伯仲の大会らしく、第1セット第1ゲームからいきなり長いラリーが続くなど白熱。互いにサービスゲームをキープする展開が続いた。だが、大坂は3―3で迎えた第7ゲームでブレークされ3―4とされると、第8ゲームで全くポイントを取れずにキープされ3―5。自身のサービスゲームだった第9ゲーム前には左太ももの治療を受けたが、いきなりダブルフォールトでポイントを失うなど最後までポイントを奪えずに再びブレークされて第1セットを3―6で失うと、ここで涙を浮かべながら棄権を申し入れた。

 ▼大坂なおみの話 今大会の第1戦で左太もも裏を痛め、どんどん悪化していった。途中棄権することになり、がっかりした。今季は結果としては最高のシーズンだったが、私は未来を見ている。来年はどうなるか楽しみにしている。

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