アマ安田祐香のこだわり、バンカー対策で大胆に削ったバンス

[ 2018年10月18日 10:30 ]

18日開幕マスターズGCレディース ( 兵庫・マスターズGC )

ソールの数字がなくなるくらい大胆に削った安田祐香のウェッジ(撮影・沢田 明徳)
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 【直撃!私の○○の秋(1)】シーズン佳境を迎える秋は、選手にとってさまざまな思いを巡らせる季節でもある。女子ゴルファーにとっての「○○の秋」を5回にわたって連載。初回はSWを大幅改良し、11戦連続予選通過のアマチュア新記録を狙う安田祐香(17=滝川二高3年)の「こだわりの秋」を取り上げる。

 連続予選突破記録の先にツアー史上5人目の女子高生Vを見据える安田の心強い相棒はSWだ。クリーブランドのRTX―3ツアーサテン仕上げ。ロフト角は58度、バンス角は12度。背面に鉛を貼ってバランスを調整しているが、安田一番のこだわりはそこではなくクラブのバンス。「58」と彫られた数字が半分消えてしまうほど削り落としている。

 「結構、大胆に削ってあります。普通の芝からもいいんですけど、あまり好きじゃなかった軟らかいバンカーもうまく拾ってくれます」。砂とボールの間に爆発を起こしてボールを飛ばすバンカーショットはバンスが主役。バンスを削るとクラブが砂に刺さりやすくなり、いわゆるザックリによるミスのリスクは高くなるが、安田の感性は真逆を求めた。

 「可愛い」と言われるより「強い」と言われた方がうれしいという安田が将来プロとして稼いだ賞金で一番買いたいものは4000万円以上するスーパーカー、ランボルギーニ・アヴェンタドール。独特の感性が強気のゴルフを支えている。

 ◆安田 祐香(やすだ・ゆうか)2000年(平12)12月24日生まれ、兵庫県出身の17歳。7歳からゴルフを始め、ジュニアの大会などで活躍。昨年の日本女子アマで優勝し、7月からナショナルチーム入り。現在、アマチュア最高タイの10戦連続で予選を通過中。趣味は音楽鑑賞(洋楽)。家族は両親と姉。1メートル63、52キロ。

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