19歳の乙黒拓斗、20日開幕世界レスリング出発 兄と頂点だ

[ 2018年10月18日 05:30 ]

世界選手権に出発した乙黒兄弟の兄・圭祐と弟・拓斗(右)
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 日本レスリング界の秘蔵っ子が世界デビューを果たす。20日開幕の世界選手権(ハンガリー)に出場する男子フリースタイル代表が17日、成田空港から出発。65キロ級代表で19歳の乙黒拓斗(山梨学院大)は、個人ではシニアの国際大会初出場となる。優勝すれば、大学の恩師である高田裕司監督の20歳6カ月を抜く日本男子最年少記録。

 一緒に出発した高田監督は「柔らかくしなやかでカウンターが素晴らしい。人一倍努力もする。本当なら東京五輪まで隠しておきたかった」と評価し「ぜひ記録を塗り替えてほしい」と期待した。70キロ級代表の兄・圭祐(21=山梨学院大)や大学の仲間も多い遠征とあって気負いはない。「自分はまだ若い。思い切って優勝を狙っていきたい」と頂点を見据えた。

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