逆転賞金女王へ愛’m Ready!ドローボールが復調の証拠

[ 2018年10月18日 05:30 ]

18日開幕NOBUTA GROUP マスターズGCレディース ( 兵庫・マスターズGC )

18番、難しいパッティングを決め笑顔を見せる鈴木愛(撮影・沢田 明徳)
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 賞金総額1億8000万円を誇るビッグトーナメント「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は18日、兵庫のマスターズGCで開幕する。昨年賞金女王で、現在賞金ランキング3位につける鈴木愛(24=セールスフォース)は持ち球のドローボールが復活。6月以来となる5勝目で、優勝賞金3240万円を加算して2年連続賞金女王へ前進する。ホステスプロのイ・ボミ(30=延田グループ)は、熟知するコースでの復活を期す。

 持ち球のドローボールが戻ってくると、明るい表情も戻ってきた。プロアマ戦を終えた鈴木は、力強く宣言した。

 「ずっとフェードが出ていたが、先週末にやっとドローに戻った。日に日にショットもパットも良くなっている。そろそろ自分の出番なのかな、と思っています」

 復調への確かな手応えを感じている。今季4勝を挙げているが、最後に勝ったのは6月のニチレイレディース。手首の故障で約2カ月、ツアーを欠場するなど、思うようなプレーができていなかった。先週“完治”のお墨付きを得て、練習量もこれまで通りに。同時に状態も上向いており、その証拠がドローボール。「ドローを打とうと思っても、シャフトが寝てチーピンみたいなのが多かった。やっと体の動きがよくなった」とうなずいた。

 今大会に懸ける思いは強い。前年大会こそ予選落ちしたが、「去年は状態が悪かったので。一昨年の2位の印象が強い。相性のいい、好きなコースなんです」。さらに優勝賞金には国内大会屈指の3240万円が設定されている。現在の獲得賞金ランクは3位の1億1708万4000円で、首位のアン・ソンジュとは1590万7000円の差。5勝目を手にすれば、一気に逆転できる。

 日本人選手の2年連続賞金女王となれば、00年から6年連続の不動裕理以来となる。「ここで勝って、追い抜けたらいいのかなと思います」。佳境に入った賞金女王争い――。まずはこの大会で先頭に立つ。

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2018年10月18日のニュース