豊山 横綱・鶴竜の指名を受けて全敗も前向き「徐々に戻していきたい」

[ 2018年10月18日 18:59 ]

鶴竜に投げられて転がされる豊山
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 大相撲の秋巡業が18日、大阪・池田市で行われ、朝稽古では平幕・豊山(25=時津風部屋)が横綱・鶴竜の指名を受けて相撲を9番をとり、全敗だった。

 秋場所で痛めた左肘はまだ万全ではない。前日17日(京都市)の巡業では大関・豪栄道の指名を受けて8番で全敗。稽古とはいえ、2日で上位に17連敗となった。それでも「左が使えないなりに、やれる部分もあった。うまいことやるしかないし、徐々に戻していきたい」と前向きにとらえた。

 今年の目標だった三役昇進を達成できずに迎える九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)。それでも、各場所の目標設定は「段々、高くなってきた」と地力強化も実感している。

 心理的に、相手にのまれることも少なくなった。巡業の稽古でも、以前なら上位から指名されるだけで心拍数が上がったが、今は「まったく、そういうことがない」。逆に、指名を受けることが「力がついた証拠」とプラスに考えられるようになった。精神力は着実に成長。左肘の回復具合が九州の出来を左右する。

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2018年10月18日のニュース