グリズリーズは初戦で完敗 ロケッツはホーム開幕戦で黒星 サンズの新人エイトンは本領発揮

[ 2018年10月18日 15:46 ]

ペイサーズのコリソンをマークするグリズリーズのガソル(AP)
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 開幕2日目となったNBAは17日に各地で11試合を行い、渡辺雄太(23)が「2―WAY契約」を交わしたグリズリーズは敵地インディアナポリスでペイサーズとの今季初戦に臨んだが、83―111(前半39―56)で完敗。渡辺は17人の登録枠には入っていたもののアクティブ・ロースター(ベンチ枠=13人)には入らなかった。

 ウォリアーズと並ぶ優勝候補の一角、ロケッツは地元ヒューストンでペリカンズを迎え撃ったが、112―131(前半54―71)で苦杯。昨季のMVP、ジェームズ・ハーデン(29)は18得点、9リバウンド、10アシストを稼いだものの、一度もリードを奪えないままに敗れた。

 サンダーから移籍してきたカーメロ・アンソニー(34)はベンチから出て27分のプレータイムで9得点のみ。ペイント内のスコアでは44―76と大差をつけられ、ビッグマン不在の弱点をつかれる開幕戦となった。

 ペリカンズではアンソニー・デービス(25)が32得点と16リバウンド、ニコラ・ミロティッチ(27)が30得点と10リバウンドをマークし、レイカーズから移籍のジュリアス・ランドル(23)も25得点と8リバウンド。フロントコート陣の活躍で強敵をなぎ倒した。

 ドラフト全体トップで指名されたサンズの新人センター、ディアンドレ・エイトン(20=2メートル16、113キロ)は地元フェニックスでのマーベリクス戦に36分出場し、18得点と10リバウンドをマーク。121―100(前半56―46)での勝利に貢献した。

 米国代表候補ながら右手を負傷してプレシーズン・ゲームを全休していたサンズのデビン・ブッカー(21)はぶっつけ本番の開幕戦となったが、33分の出場で3点シュートを10本中6本成功。両軍最多の35得点をたたき出し、初陣となったセルビア出身のイゴール・ココスコフ監督(46)に白星をもたらした。

 スロベニア代表として欧州選手権初優勝に貢献し、ドラフトでは全体3番目に指名されたマーベリクスのルカ・ドンチッチ(19)もこの試合でNBAにデビュー。しかし32分の出場で5本の3点シュートをすべて失敗して初戦は10得点、8リバウンド、4アシストに終わった。

 スパーズからラプターズに移籍したカワイ・レナード(27)は地元トロントでキャバリアーズとの開幕戦に臨み、37分の出場で24得点と12リバウンドをマーク。ラプターズが116―104(前半60―47)でキャバリアーズを退けて開幕戦では6連勝を飾った。

 レブロン・ジェームズ(33)がレイカーズに移籍したキャバリアーズはケビン・ラブ(30)がチーム最多の21得点を稼いだものの黒星。プレーオフでは過去3季連続でラプターズを退けているが、今季は苦戦を強いられそうだ。

 レナードとのトレードでスパーズに移籍したデマー・デローザン(29)はティンバーウルブス戦で28得点をマーク。22季連続のプレーオフ進出を目指すスパーズは112―108(前半56―52)で開幕戦を制した。

 <その他の結果>

バックス(1勝)113―112*ホーネッツ(1敗)

*マジック(1勝)104―101ヒート(1敗)

*ニックス(1勝)126―107ホークス(1敗)

*ピストンズ(1勝)103―100ネッツ(1敗)

ジャズ(1勝)123―117*キングス(1敗)

ナゲッツ(1勝)107―98*クリッパーズ(1敗)

 *はホームチーム

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