大坂「4大大会初Vは全米がいいと思っていた」 次戦は因縁のキーズ

[ 2018年9月6日 10:26 ]

テニス全米オープン第10日 女子シングルス準々決勝   大坂2―0ツレンコ ( 2018年9月5日    ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

全米オープン女子シングルス準々決勝でツレンコと対戦した大坂(AP)
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 6―1、6―1という試合展開もあったとはいえ、涙まで浮かべた8強入りに比べると準決勝進出の喜び方はぐっと控えめだった。大坂なおみ(20=日清食品)は「自分のメンタル的には初めての準々決勝進出が目標だった。そっちの方がずっと感情的になった。そこからはまた集中できて、自分のやるべき仕事に戻った感じ」と心境を語った。

 3歳の時に大阪から移住したのがニューヨーク。今大会の会場は普段は一般に開放されており、フロリダに移り住む前には大坂も遊んでいた場所だ。「もし4大大会に勝つのなら、初めての優勝は全米がいいと思っていた。私はここで育ったから」と思い入れのある街で、大きな夢の実現まであと2勝に迫った。

 6日(日本時間7日)の準決勝では第14シードのマディソン・キーズ(23=米国)と対戦する。大坂は過去3戦全敗で、特に2年前の全米3回戦では最終セット5―1とリードしながら大逆転負けを喫した。「彼女はとてもパワフルで、どんなプレーかは分かっている。彼女はアメリカ人だし、観客の応援もあると思う。難しい試合になる」と因縁の相手との雪辱戦に臨む。

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2018年9月6日のニュース