ミスで好機生かせず…チリッチ「暑さと湿気を考えればハイレベルな戦い」

テニス全米オープン第１０日 （ 2018年9月5日    ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター ）

全米オープン男子シングルス準々決勝で錦織と対戦したチリッチ（ＡＰ）
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　チリッチは序盤の勢いを保てずに錦織に競り負けた。第２セットの４―２までは第１サーブの得点率が１００％と完璧な出来。ところがそこから６ゲームを連取されて流れを引き戻された。

　「第２セットも第３セットもチャンスがあったのに取れなかった。圭はそのチャンスを生かした」。第３セットのタイブレークではリードした場面で連続ダブルフォールトを犯すなど自ら好機をフイにした。「第２サーブのリターンにも苦しんだ」と錦織の弱点も攻めきれずに徐々にラリーで押され始めた。

　４年ぶりの優勝はならなかったが「暑さと湿気の凄さを考えればハイレベルな戦いだったと思う」と振り返り、「圭はいつもの彼らしくボールをクリーンに捉えられている。この先はいいチャレンジになると思う」と勝ち上がった錦織について語った。