最年長49歳深堀 復活16強!大谷と同じPRP治療で回復

[ 2018年9月6日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ISPSハンダ・マッチプレー選手権第3日 ( 2018年9月5日    埼玉県・鳩山CC=7115ヤード、パー72 )

<ISPSハンダマッチプレー選手権3回戦>1番、ティーショットを放つ深堀圭一郎(撮影・沢田 明徳)
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 左肘のケガから復帰し、今季4戦目の深堀圭一郎(49=フォーラムエンジニアリング)が、4アンド3で黄重坤(26=韓国)を下して4回戦進出を決めた。今平周吾(25=フリー)、池田勇太(32=フリー)が順当に勝ち進む一方で、前年優勝の片山晋呉(45=イーグルポイントGC)や前週優勝の星野陸也(22=フリー)、時松隆光(24=筑紫ケ丘GC)は敗退した。

 来月にはシニア入りの50歳となる深堀が年齢を感じさせない力強いプレーを見せた。「(パットが)うまくいったらチャンスはあるかなと思っていました」。5番パー5。黄重坤には第1打で20ヤード差をつけられたが、3Wの第2打をピン右6メートルに付けイーグル奪取。これで弾みをつけると23歳下の実力者に4アンド3で快勝した。

 昨秋、試合中に左上腕骨外側上顆(じょうか)筋断裂のケガを負い全治2カ月の診断を受けた。手術を回避し大リーグ・エンゼルスの大谷と同じ、血小板を集めて患部に注入するPRP治療で回復を図った。「大谷くんも復帰しましたけど凄い威力」。これで前週のフジサンケイから10日連続のラウンド。「疲れます」と苦笑いするが、この日の勝利で賞金450万円を確保。あと2勝し準決勝まで進めば最低1200万円を獲得できるため、シード返り咲きの可能性も膨らむ。「出るからには一つでも多く。より疲れをためたい」と出場最年長のベテランは元気いっぱいだ。

 ≪前週ツアー初Vの星野陸逆転負け≫前週のフジサンケイ・クラシックでツアー初優勝を飾った星野陸は悔しい逆転負けとなった。2番パー3では第1打を約80センチにつけてバーディー。9番パー5では第2打をピン奥2メートルにつけるなど前半を2UPで折り返したが、後半失速し敗退。「全然ダメでした。ショットの距離感などが全く合わなかった」と悔しがった。標高1000メートルだった前週との修正に失敗し「来週に向けて頑張りたい」と切り替えていた。

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2018年9月6日のニュース