高安「自分も前向きにいける」 兄弟子・稀勢出場意向でモチベーションUP

[ 2018年9月6日 12:21 ]

 大相撲の大関・高安は6日、兄弟子の横綱・稀勢の里(ともに田子ノ浦部屋)が秋場所(9日初日、両国国技館)に出場する意向を示したことに、「本場所で自分も前向きにいけると思う」と気持ちを高ぶらせた。

 この日は稀勢の里が千葉県習志野市の阿武松部屋に出稽古する中、自身は東京都墨田区の時津風部屋に出稽古した。平幕の正代相手には立ち合いで上体を起こし、喉輪から攻撃の手を緩めずそのまま仕留めるなど7勝2敗としたが、関脇・逸ノ城には苦戦。まわしを取られると足が動かず200キロを超える相手に馬力負けする姿が目立った。6番で1勝5敗だった。

 今年は初場所から2場所連続で12勝を挙げるなど好調だったが、次第に体が悲鳴を上げて守りに回る姿が見られた。2度目のカド番を迎えた先場所も9勝6敗。現在も腰などに不安を抱えている。ただ、兄弟子の出場は大きなモチベーションになるはず。ベテランの域に入りつつある28歳は「しっかり工夫して、これからは頭使って相撲を取りたい。これまでは体力だけでやってきたけれど」とケガを向き合いながら新たなスタイルを確立させる考えを示した。

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2018年9月6日のニュース