体操協会がJOCに経緯説明 塚原強化本部長を第三者委結論まで続投

[ 2018年9月4日 05:30 ]

体操協会“パワハラ疑惑”

報道陣の取材に応じる日本体操協会の山本宜史専務理事
Photo By 共同

 日本体操協会は3日、宮川紗江(18)を巡る暴力行為やパワハラ疑惑について、スポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)などに経緯説明を行った。宮川は日本協会の塚原千恵子女子強化本部長、夫の光男副会長からパワハラを受けたと主張。調査を行う第三者委員会について、山本宜史専務理事は「できるだけ早く。できれば今週中に立ち上げたい」と説明。結論が出るまでは、千恵子氏の本部長職を続投する方針も示した。

 第三者委の発足後、2週間以内での結論を求める。早期の真相解明を目指すのは、10月25日に世界選手権(カタール)が開幕するからだ。団体で表彰台に上がれば、20年東京五輪の出場枠を得る重要な舞台。8月27日〜2日の代表候補合宿は、今回の騒動により千恵子本部長がラスト3日不在という異常事態だった。

 今週中に第三者委が始動して2週間以内に結論が出れば、23日の理事会にもギリギリ間に合う。24日には再び合宿がスタート。山本専務理事は「試合に集中できる環境をつくりたい」と話した。

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