稀勢「左攻め」復活で玉鷲圧倒「いい状態」自分の形で9勝1敗

[ 2018年9月4日 05:30 ]

二所ノ関一門による連合稽古で玉鷲(右)を攻める稀勢の里
Photo By 共同

 大相撲の秋場所(9日初日、両国国技館)に向けた二所ノ関一門の連合稽古が千葉県船橋市の二所ノ関部屋で行われ、左大胸筋の負傷などで8場所連続休場中の横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)は小結・玉鷲を指名し、10番で9勝1敗と圧倒した。喉輪や押しなどをこらえ、左からの攻めで自分の形に持ち込む取り口が目立ち「よかった。相手は力があるから集中してやった。いい状態でやれていると思う」と納得の表情だ。

 稽古を見守った尾車親方(元大関・琴風)は「5、7月に比べれば全然いい。左を使えれば出足が出てくる」と評価した。一方で、芝田山親方(元横綱・大乃国)は「自分の立ち合いができるかどうか。左を差すなら差す。右上手を取るなら取るとメリハリをつけた方がいい」と指摘した。

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2018年9月4日のニュース