山本 満塁弾 日本の3位以内確定 次はいよいよ米国戦

[ 2018年8月11日 05:30 ]

ソフトボール世界女子選手権第9日   日本7―0プエルトリコ ( 2018年8月10日    千葉市・ZOZOマリン )

<日本・プエルトリコ>2回2死満塁、山本は中越えの満塁本塁打を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 2大会ぶり4度目の優勝を狙う1次リーグB組1位の日本は、決勝トーナメント1回戦でA組2位のプエルトリコを7―0の6回コールドで下し、3位以内が確定。4番の山本優(29=ビックカメラ高崎)が2回に満塁本塁打を放ち、先発の上野由岐子(36=同)が5回無失点と好投した。決勝トーナメントは敗者復活を含む変則方式で実施され、きょう11日の準決勝ではA組1位の米国と対戦する。

 「こんな物語のように打ってくれるなんて」。宇津木麗華監督が頼れる主砲を手放しで称賛した。2―0の2回2死満塁。絶好調の4番・山本に打席が回ってきた。

 「渥美がいい仕事をしてくれたので楽な気持ちで打席に入れた」。初回は2死二塁の好機で申告敬遠されたが、直後に5番・渥美が中前適時打を放っていた。だが、もう相手は逃げも隠れもできない状況。山本は気負いなく2球目のチェンジアップを振り抜くと、打球は左中間へぐんぐん伸びた。風速10メートルの海風にも負けず、今大会第5号の満塁本塁打となった。

 これでグッと楽になったのが先発の上野だった。「先制して、大量得点を取ってくれると助かる」と落ちる軌道のドロップボールを多用して強打のプエルトリコ打線から9奪三振をマークした。投打の軸がしっかりかみ合った快勝で次はいよいよ米国戦。上野は「自分たちがどれくらいできるのか、しっかり勝負していきたい」と天王山を見据えた。(雨宮 圭吾)

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