木戸愛 2位発進 6年ぶりVチャンス「ミスしても前向きに」

[ 2018年8月11日 05:30 ]

女子ゴルフツアー NEC軽井沢72第1日 ( 2018年8月10日    長野県 軽井沢72G北C 6655ヤード、パー72 )

18番、バーディーパットを外して苦笑いの木戸愛(撮影・白鳥佳樹) 
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 木戸愛(28=ゼンリン)が6番のイーグルに加えて5バーディーを奪い、1ボギーもあったが6アンダー、66で首位と3打差の2位と好スタートを切った。63をマークした黄アルム(30=韓国)が単独トップ。昨年優勝の比嘉真美子(24=TOYO TIRES)は74と振るわず、87位と出遅れた。

 12年のサマンサタバサ・レディースでプロ初優勝した時に「美脚」で注目を集めた木戸に「笑顔」が加わった。それがスコアに結びつけば最高の展開だろう。初優勝後、毎年シード権は確保するものの、2勝目には届かず今季もサントリー・レディースの5位がベスト。「練習もこなし、悪いゴルフではないのに結果に結び付かない」のが悩みだった。

 そこでプロレスラーとして活躍した父の修氏(68)とも相談し「結果に一喜一憂せず、ミスしても前向きに」と考え、先週から「ボギーの次のホールは笑顔で臨む」というスマイル作戦に出た。

 5番で初ボギーを打った後、笑顔を見せた6番パー4(415ヤード)。右ラフから残り180ヤードの第2打を5Uで直接、カップに沈めてイーグル。「グリーン手前から転がって入ったみたいです。弾みが付きました」。さらに7、8番も連続バーディー。3ホールで一気に4打伸ばした。「今日はミドルパット、ショットとも練習の成果が出た」。6年ぶり2度目の勝利を目指す28歳は会心のラウンドを終え、また笑った。 (石川 照次)

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