豊山 ぶつかり稽古で鶴竜の胸を借りる「先場所、いい結果を出して戻って来られて良かった」

[ 2018年8月3日 17:27 ]

ぶつかり稽古で鶴竜(左)の胸を借りた豊山
Photo By スポニチ

 大相撲夏巡業が3日、新潟県湯沢町で行われ、7月の名古屋場所で12勝を挙げて敢闘賞を受賞したご当地力士の平幕・豊山(24=時津風部屋)がぶつかり稽古で横綱・鶴竜(32=井筒部屋)の胸を借りた。何度も転がされて背中を真っ黒にしながら、力を振り絞ってやりきった。

 新潟市出身の豊山は「湯沢町に来るのは2回目」というが、館内には「豊山〜」の声が響いた。「湯沢の皆さんにたくさんの声援をいただき、ありがたい。先場所、いい結果を出して戻って来られて良かった」と感謝の言葉を口にした。

 痛めている右膝はテーピングが欠かせない状況だが、「稽古場には上がれているので大丈夫」という。この日は小結・松鳳山、平幕・朝乃山らと8番取って3勝5敗。「最初から全力を出しすぎても」と膝の状態をみながら自分のペースを守り、徐々に番数なども増やしていく考えだ。

 秋場所(9月9日初日、両国国技館)は上位に総当たりする位置まで番付を上げる見通し。横綱、大関との初挑戦だった5月の夏場所は2勝13敗と大きく負け越しただけに、秋場所では雪辱を期す。「全部出し切って、ぶつけられるようにしたい」と意気込んでいた。

続きを表示

2018年8月3日のニュース