日本女子 圧巻完全リレー発進 上野→藤田で伊に6回コールド

[ 2018年8月3日 05:30 ]

ソフトボール世界女子選手権第1日 ( 2018年8月2日    千葉県成田市・ナスパスタジアム )

6回参考ながらイタリアを「完全試合」リレーで抑えた藤田(左)と上野(撮影・沢田 明徳)
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 2大会ぶりの世界一へ好発進を決めた。1次リーグB組で世界ランク2位の日本は、同9位のイタリアに9―0で6回コールド勝ち。主将の山田恵里(34=日立)が初球先頭打者弾で勢いをつければ、先発の上野由岐子(36=ビックカメラ高崎)は4回8奪三振。藤田倭(やまと、27=太陽誘電)との継投で、1人の走者も出さない完璧な内容だった。3日は世界33位のボツワナと対戦する。

 黄金の輝きを知る2人が、開幕戦で存在感を示した。今大会のメンバーで、金メダルを獲得した08年北京五輪に出場したのは山田と上野のみ。初回、いきなり1218人の観客を驚かせたのは山田だ。「初球から打ちにいくと決めていた。狙っていたボールが来たので、ああいう結果になった」。外角高めの直球を捉え、左越えへ初球先頭打者本塁打。「先制点を取りたかった。勢いをつけたかったので良かった」と胸を張った。

 上野は「個人的にはあまり思っているところに投げられなくて、まだまだゲーム勘がない」と厳しい自己採点ながら、1人の走者も出さずに4回8奪三振。2番手・藤田と“完全試合”継投で、外野にボールを運ばせなかった。投打の主力が躍動し、完璧な内容で好発進。山田が「一戦一戦の積み重ねが大事」と言えば、上野も「日本開催で自分たちは勝つしかない。油断することなく戦っていきたい」と表情を変えなかった。

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2018年8月3日のニュース