日大・田中理事長が謝罪「我々の責任」 出場停止処分解除見送りで「学生諸君には誠に申し訳ない」

[ 2018年8月3日 13:57 ]

日大・田中理事長
Photo By スポニチ

 アメリカンフットボール部による悪質な反則問題が発生した日大の田中英寿理事長が3日、直筆署名入りの声明文を発表。「本学アメリカンフットボール部の4年生は、最後のプレーをする大切な機会を失うことになりました。学生諸君には、誠に申し訳ないというしかありません。この残念な事態を招いたのは、すべて我々の責任です」と謝罪した。

 関東学連は7月31日、都内で臨時理事会を開き公式試合の出場資格を停止されていた日大の処分解除を見送ることを決めた。これに田中理事長は「本学アメリカンフットボール部の4年生は、最後のプレーをする大切な機会を失うことになりました。学生諸君には、誠に申し訳ないというしかありません」と謝罪。

 「この残念な事態を招いたのは、すべて我々の責任です。もし、来シーズンまで待つという選手がいれば、出場ができるように最大限の支援をすることを約束します」とした。

 続けて、「関東学生アメリカンフットボール連盟の決定書は、『理事長が組織改革は必ずやり遂げるとの強力なメッセージを発していれば、印象は違ったものになったであろう』とまで言いました。第三者委員会も、『この件は教学だけの問題に止まるものではない』と理事長の責任に、結論で触れました。私はこれらの言葉を、心に深く受け止めました」と理事長としての責任を痛感していることを明かした。

続きを表示

2018年8月3日のニュース