ウォリアーズが今季初の3連敗 デュラント復帰も前半で退場 ロケッツ初の西地区1位が確定

[ 2018年3月30日 15:41 ]

前半で退場となったウォリアーズのデュラント(AP)
Photo By AP

 NBAは29日に各地で5試合を行い、西地区全体2位のウォリアーズは地元オークランドでバックスに107―116(前半49―58)で敗れ、今季初の3連敗で54勝21敗。この結果、試合のなかったロケッツ(61勝14敗)のチーム創設(1967年)以来、初めてとなるプレーオフでの第1シードが確定した。

 ウォリアーズはこの日、肋軟骨を骨折していたケビン・デュラント(29)が6試合ぶりに戦列に復帰したが、第2Q残り2・4秒、カットインからレイアップにいった際に相手の反則をコールしなかった審判に文句を言い、2度のテクニカル・ファウルを宣告されてあえなく退場となった。結局、復帰戦は17分の出場で10得点のみ。ステフィン・カリー(30)とクレイ・トンプソン(28)を故障で欠く布陣で期待が大きかったが、機能しないままにロッカールームに退いた。

 股関節を痛めていたドレイモンド・グリーン(28)は4試合ぶりに復帰。28分の出場で11得点、5リバウンド、6アシストを記録したが、デュラント不在となったあとは流れを引き戻せなかった。

 カリーの代役として先発しているガードのクイン・クック(25)は放った5本の3点シュートをすべて成功させて自己最多の30得点。ここ7戦で5回目のスコアリング・リーダーとなったが、第3Qで23―34と引き離されて勝機は見いだせなかった。

 東地区全体8位のバックスは40勝35敗。ヤニス・アデトクンボ(23)がフィールドゴール(FG)を18本中14本成功させ、両軍最多の32得点を稼いでここ4戦で3勝目を挙げた。

 バックスは東地区全体9位のピストンズに5ゲーム差をつけており、プレーオフ進出へのマジックは残り7試合で3。ブルズに勝った同7位ヒートのマジックは残り6試合で2となった。

 スパーズは地元サンアントニオでサンダーを103―99(前半59―56)で退けて44勝32敗。ラマーカス・オルドリッジ(32)が25得点と11リバウンドをマークし、チームは西地区全体4位に再浮上した。敗れたサンダーも44勝32敗で同率ながら4位から5位にダウン。西地区全体では6位ペリカンズ(43勝32敗)、7位ティンバーウルブス(43勝33敗)、8位ジャズ(42勝33敗)を含め、4位から8位までの5チームが1・5ゲーム差の中にひしめくデッドヒートとなっている。9位クリッパーズ(41勝31敗)、10位ナゲッツ(40勝35敗)を含めると3・5ゲーム差の中に7チーム。地区上位8チームに与えられるプレーオフ出場権をめぐる戦いは終盤で激化してきた。

 <その他の結果>

*ピストンズ(35勝40敗)103―92ウィザーズ(41勝34敗)

*ヒート(41勝35敗)103―92ブルズ(24勝51敗)

ペイサーズ(45勝31敗)106―103*キングス(24勝52敗)

 *はホーム 

続きを表示

この記事のフォト

2018年3月30日のニュース