【玉ノ井親方】まともに組んだ稀勢 まともに引いた白鵬

[ 2018年1月17日 08:30 ]

大相撲初場所3日目 ( 2018年1月16日    東京・両国国技館 )

北勝富士(右)に押し出される白鵬
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 稀勢の里は立ち合いでまともに組みにいってしまった。もっと左の脇を締めて当たらないと。先に左をねじ込んだが、すぐに巻き替えられ、右を差されてしまった。脇が甘い。原因はケガの影響というより、相撲勘が戻りきっていないということだと思う。今は我慢の時。少々結果が出なくても耐えて取り続ける必要がある。そうしないと戻るものも戻らない。

 白鵬は立ち合いでまともに引いてしまった。張り差しや張り手を横審に非難され、いろいろ考えて取っているようだが、この日は左に変わり気味に上手を取りにいって、北勝富士に下から攻められてしまった。まだ地に足が着いていないというか、動き切れていない感じがする。ただ、この日は勝った北勝富士の取り口を褒めるべきだろう。(元大関・栃東)

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2018年1月17日のニュース