カヌー鈴木、パドル盗み自身の練習拠点に隠す 直筆文書で謝罪

[ 2018年1月11日 05:30 ]

カヌー鈴木康大選手の謝罪文
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 鈴木は代理人の弁護士を通じて直筆の“謝罪文”を公表した。文書は前日の9日付。「私鈴木康大は同じ日本代表のメンバーであった小松正治選手に対し、ドーピング検査で陽性反応が検出されるサプリメントを投与した事に間違いありません」。薬物混入の事実を認めた上で、「私の犯したことにより小松選手にいわれのない嫌疑を与えてしまい本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 東京五輪が迫る中で発覚した愚行。「ドーピングゼロ宣言をして東京オリンピックに邁進(まいしん)されている関係者の皆さまに多大なご迷惑をお掛けしたことに深くお詫(わ)び申し上げます」とし、警察の調査に全面的に協力していることもつづった。

 また、日本カヌー連盟の春園常務理事は鈴木が連盟の聴取に対し、小松のパドルを盗み拠点とする福島県二本松市の漕艇(そうてい)場に隠していたと認めていることを明らかにした。

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