アルペン安藤初五輪 1番出走何の!連続W杯30位以内で切符

[ 2018年1月11日 05:30 ]

アルペンスキーW杯女子回転・第8戦   オーストリア・フラッハウ ( 2018年1月9日 )

W杯女子回転第8戦で24位に入った安藤
Photo By ゲッティ=共同

 21歳の安藤麻(東洋大)は2回の合計タイム1分55秒67で24位となり、2戦連続でW杯得点(30位以内)を獲得した。11日に平昌五輪代表として発表される予定で、初の五輪出場となる。長谷川絵美(31=サンミリオンク)は39位、清沢恵美子(34=成城ク)は50位で2回目に進めなかった。ともに全日本スキー連盟が定めた派遣推薦基準の突破はならず、平昌五輪出場の可能性が消えた。ミカエラ・シフリン(米国)が合計タイム1分50秒86で優勝した。

 緊張感と注目度の増す2回目は1番出走だった。安藤は「凄く滑りやすいし、盛り上がりもある」と物おじせず、ゴールすると大きく手を上げて観客の声援に応えた。小刻みな斜面変化が続くコース。1回目は序盤に板がやや横向きになってスピードに乗れなかったが、中盤からはターンの切れを取り戻して30位に滑り込んだ。2回目は12番目のタイムで順位を上げた。

 アルペン女子では日本勢3大会ぶりの五輪出場を決めた。エースとして期待が高まる21歳。「出だしからトップスピードに乗るまでが課題」と言いながらも、「2回目はそんなに(感覚は)悪くはなかった」と、世界相手に戦える手応えもつかみ始めている。

 ◆安藤 麻(あんどう・あさ)1996年(平8)4月24日生まれ、北海道旭川市出身の21歳。4歳からジュニアチームでスキーを始め、全国中学大会、全国高校総体でいずれも大回転で3連覇を達成した。14年から日本代表としてW杯に出場している。東洋大法学部に在籍。1メートル69、63キロ。

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