杉田 フルセットで全仏1回戦負け 悔やまれる上げ潮のところで日没順延

[ 2017年5月29日 22:27 ]

ジョンソンに敗れた杉田祐一
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 全仏オープンの男子シングルス1回戦で、世界ランキング78位の杉田祐一(28=三菱電機)は、同26位のスティーブ・ジョンソン(27=米国)に3―6、3―6、7―6、7―6、3―6のフルセットで敗れた。

 3時間34分の試合で惜敗した杉田は「いい形で最終セットに入ったのに先にブレークされたのが悔やまれる。相手の方が勝つ術を多く持っていた」と悔しがった。開幕日の28日に始まった試合は2セットを連取されたが、第3セットをタイブレークで競り勝ち、第4セットも4―2とリードした上げ潮のところで日没順延となり、29日の正午すぎに再開となった。

 「昨日は気温が下がってきていて相手のキックサーブも弾まなくなっていた。今日はドライなコンディションで、彼の持ち味がより生きた」。再開後は弾んでから高く跳ねるキックサーブへの対処に苦しみ、攻めては自らミスを犯して、シード選手の壁を感じる結果となった。

 それでも今季は初めてクレーに向けてしっかりと準備を積み、バルセロナ・オープンで8強入りするなど一定の成果は残した。「リスクを負って前に入っていく自分の形がトップ選手にも通用するようになっている」と手応えを語り、今季のクレーシーズンを「素晴らしい2カ月だった」と総括した。

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2017年5月29日のニュース