藍と同学年・藤田 PO惜敗も「上出来」、長文メールやりとり

[ 2017年5月29日 05:30 ]

女子ゴルフツアー リゾートトラスト・レディース最終日 ( 2017年5月28日    奈良県山辺郡 オークモントゴルフクラブ=6538ヤード、パー72 )

リゾートトラスト・レディース最終日、藤田は18番をボギーでホールアウトし悔しげな表情
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 宮里藍(31=サントリー)と同学年の藤田さいき(31=チェリーゴルフ)がプレーオフで惜敗した。3打差9位から出て、67をマーク。通算9アンダーで姜秀衍(41=韓国)、全美貞(34=韓国)とのプレーオフ1ホール目に敗れた。6年ぶりの優勝は逃したが、ジュニア時代から知る盟友の思いも背負い、さらなる奮起を誓った。姜秀衍が昨年6月のサントリー・レディース以来の通算3勝目。

 負けた藤田はすがすがしい表情だった。プレーオフで散ったとはいえ、3年ぶりのベスト5入り。「こんなにスコアが出るとは思わなかった。ベスト10に入れたらいいなと思ったら、2位でしょ?上出来です」。振り返るコメントも潔かった。

 前半で4つスコアを伸ばし、15番で4メートルのバーディーパットを沈めて単独首位に立った。唯一、悔やんだのは正規の18番パー4。「セカンドでアドレナリンが出て突っ込んじゃった」と第2打がグリーンをオーバーしボギーを叩き、逃げ切りに失敗した。

 大会初日のラウンド後、ジュニア時代から知り合いの宮里の今季限りの現役引退を知った。「憧れたし、ああなりたいと思った。この年代はみんな藍ちゃんに引っ張られたし、ありがとうと言いたい」。宿泊先に戻ってから、長文のメールを送った。宮里からも同じように長いメールの返信があったという。

 自身は11年に結婚し、私生活も充実。「プレーオフもできるようになったしチャンスを待ちたい」。藍世代がもう一花咲かせる。

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2017年5月29日のニュース