宮里藍が引退会見「これ以上ないゴルフ人生」メジャーに意欲「諦めていない」

[ 2017年5月29日 13:15 ]

引退会見を行った宮里藍
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 宮城・東北高3年時の2003年にミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで優勝してから女子ゴルフ界を牽引した宮里藍(31)が29日、都内のホテルで引退会見を行った。

 全米女子オープン優勝の夢は、まだ実現していない。未勝利のメジャータイトルについて「年内、メジャーに出場するチャンスは残っているので、そこはまだ諦めていない」と意欲を示した。また、競技生活を「これ以上ないゴルフ人生だったと思っている」と振り返った。

 マネジメント事務所が今月26日、今季限りの現役引退を発表。ここ数年低迷していたが、最近は復調気配だっただけに突然の発表に衝撃が走った。

 沖縄出身。長兄・聖志(40)次兄・優作(36)もプロのゴルフ一家。レッスンプロの父・優さん(70)の指導で力をつけてアマチュア時代から頭角を現した。03年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで、アマチュアとして清元登子以来30年ぶりのツアー優勝を飾り、史上初の高校生プロとなった。04年には年間5勝。愛らしいルックスと親しみやすい人柄で女子ゴルフ界に“藍ちゃんブーム”を巻き起こした。ゴルフ中継の視聴率が2桁となるなど人気を集めた。06年から米ツアーが主戦場。日本選手最多の岡本綾子(66)の17勝に次ぐ通算9勝。10年には日本人初の世界ランキング1位になった。

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2017年5月29日のニュース