暁斗「競り勝つの気持ちいい」飛躍7位から逆転!!W杯連勝

[ 2017年3月13日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯複合個人第20戦 ( 2017年3月11日    オスロ )

2連勝で通算9勝目を挙げ、ガッツポーズする渡部暁斗
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 渡部暁斗(北野建設)が2季ぶりに優勝した2月の第19戦札幌大会に続いて2連勝し、通算9勝目を挙げた。表彰台は3戦連続で今季6度目。後半距離(10キロ)の終盤でエリック・フレンツェル(ドイツ)との争いを制し「競り勝つのは気持ちいい」と充実感をにじませた。

 前半飛躍(ヒルサイズ=HS134メートル)では7位。光ったのは距離のレース運びだ。トップと34秒差でスタートし、3キロ付近で先頭集団に追い付いた。4キロすぎで一度前に出て引っ張ったが、すぐに集団の後方に下がって体力を温存。8キロすぎにスパートして狙い通りに集団を抜け出し、最後はフレンツェルとの一騎打ちを制した。「スプリント勝負になったときに競り勝てるようになってきている」と手応えを得た。札幌大会はW杯個人総合1〜3位が不在だっただけに、日本のエースは「価値のある勝利」と珍しく自賛した。

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2017年3月13日のニュース